アイピーシー 国内外の最先端の技術情報をお届けしております。
CONTENTS TOP 書籍販売 DM Services サービス 会社案内 DM希望・お問合せ
書籍販売トップへ
新刊本
化学関連書籍
材料・高分子
関連書籍
環境関連書籍
化学装置
関連書籍
測定関連書籍
設計・機械
関連書籍
医学・薬学
関連書籍
経営・投資
関連書籍
電気関連書籍
その他書籍
材料・高分子関連 *このページからお買い求めいただけます。
*書籍毎に購入数を半角で記入し、「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。
著書名
購入数
溶融塩の応用(姉妹編)
21世紀最大の課題エネルギー環境問題への対応

溶融塩の科学

この魅力に富んだイオン性機能液体が、その本質と特徴を把握することでさらに幅広い分野で活用されることでしょう。
本書の特色
  1. 溶融塩の構造や物性が実験、理論の両面から明らかにしている。
  2. 溶融塩の科学に関する現状と将来への展望
  3. 我が国第一線の執筆者による経験と視野を踏まえて機能性媒体としての溶融塩の本性について執筆
  4. 「溶融塩の応用 −エネルギー・環境問題への展開」(2003年アイピーシー刊)と併せて一対をなすものである。
編著者 伊藤靖彦 同志社大学工学部環境システム学科 教授
執筆者 岩舘泰彦 千葉大学大学院自然科学研究科 教授
岡田 勲 東京工業大学 名誉教授
出来成人 神戸大学工学部応用化学科 教授
水畑 穣 神戸大学工学部応用化学科 助手
田中敏宏 大阪大学大学院工学研究科 教授
佐藤 讓 東北大学大学院工学研究科 助教授
原 茂太 大阪大学 名誉教授/福井工業大学機械工学科 教授
竹中俊英 豊橋技術科学大学生産システム工学系 助教授
松永守央 九州工業大学大学院工学研究科 教授
盛満正嗣 同志社大学工学部環境システム学科 助教授
西方 篤 東京工業大学大学院理工学研究科 助教授
山村 力 東北大学大学院工学研究科 教授
体 裁 B5判 上製本 445ページ
定 価 38,850円(本体価格:37,000円)
発刊日 2005年1月28日
発 行 アイピーシー 出版部
発刊に際し

 溶融塩の示す興味深い物性や機能は、その特徴的な構造と密接に関係している。多種多様な溶融塩の構造や物性を解明し理解することは、単に知的好奇心や学術的探究心を満足させるにとどまらず、地球科学を始めとする様々な学術分野の発展に貢献し、さらには種々の工学的応用への展開につながるものである。
 工学的応用の可能性は前途に洋々と広がっており、その全容を一朝一夕に語り尽くすことはできないが、例えば溶融塩は、21世紀最大の課題であるエネルギー・環境問題に大きな役割を果たすイオン性機能液体として期待されている。その重要性・有用性については、すでに出版されている「溶融塩の応用−エネルギー・環境問題への展開−」(アイピーシー刊)に、具体例とともに詳しく述べられているところである。
 本書は、この魅力に富んだ溶融塩というイオン性機能液体に様々な角度からアプローチし、その本質を明らかにしていくことを目的として出版された。
 溶融塩というものに馴染みのない方々も、本書の終章まで読み進んで頂き、その本質や特徴を理解して頂くとともに、将来の応用への大きな可能性に気付いて頂けるのではないかと期待している。

目次
第1章 溶融塩の定義と特徴
 1. 1 定義
 1. 2 特徴
第2章 溶融塩の構造
 2. 1 液体の領域
 2. 2 液体としての溶融塩の位置づけ
 2. 3 溶融塩を構造学的に理解するための基礎
 2. 4 回折法による構造解析
  2. 4. 1 X線回折における動径分布関数の定義
 2. 5 X線回折実験法
  2. 5. 1 試料容器
  2. 5. 2 回折装置
  2. 5. 3 散乱強度測定
 2. 6 中性子回折法
  2. 6. 1 構造因子と化学的短範囲構造
 2. 7 中性子回折実験法
  2. 7. 1 パルス中性子散乱装置「HIT-II」概要
 2. 8 XAFS法
  2. 8. 1 XAFS法の原理
  2. 8. 2 XAFSの測定対象と特徴
  2. 8. 3 放射光施設
 2. 9 溶融塩の構造
  2. 9. 1 アルカリハロゲン化物融体に代表される単原子イオン解離型溶融塩
  2. 9. 2 多原子イオンを含む溶融塩
  2. 9. 3 二価の陽イオンを含む溶融塩
  2. 9. 4 三価の陽イオンを含む溶融塩
第3章 溶融塩のシミュレーション
 3. 1 方法
  3. 1. 1 Monte Carlo法
  3. 1. 2 分子動力学法
  3. 1. 3 MCとMDの比較
  3. 1. 4 溶融塩におけるMCとMDの特徴
 3. 2 分子間ポテンシャル
  3. 2. 1 クーロンポテンシャルと力の計算法
 3. 3 構造
  3. 3. 1 動径分布関数
  3. 3. 2 角度相関関数
  3. 3. 3 RMC法
 3. 4 輸送係数
  3. 4. 1 自己拡散係数
  3. 4. 2 電気伝導率と移動度
  3. 4. 3 粘性係数
  3. 4. 4 熱伝導率
  3. 4. 5 分光的性質
 3. 5 その他
  3. 5. 1 熱力学関数
  3. 5. 2 電極表面
  3. 5. 3 結晶成長
 3. 6 参考書類
第4章 溶融塩の分光学
 4. 1 溶融塩系における相互作用
 4. 2 溶融塩と分光学
 4. 3 分光測定装置
  4. 3. 1 光源
  4. 3. 2 回折格子(グレーティング )
  4. 3. 3 分光器と光学系
  4. 3. 4 フーリエ変換型分光器
  4. 3. 5 検出器
 4. 4 データの解析
  4. 4. 1 強度
  4. 4. 2 エネルギー情報
  4. 4. 3 分布(分散)状態
 4. 5 溶融塩の分光測定における光学系とセル
  4. 5. 1 高温溶融塩の分光測定
  4. 5. 2 常温溶融塩(イオン液体)
 4. 6 溶融塩における分光法の実例
  4. 6. 1 溶融酸素酸塩中における遷移金属錯体の安定度定数の決定(可視吸収)
  4. 6. 2 ラマン散乱測定による溶融KAlCl4中におけるCd2+のクロロ錯体構造解析
  4. 6. 3 ラマン散乱による溶融塩の分極特性とそのゆらぎの検討
  4. 6. 4 異相との共存下における溶融塩の分子内振動
  4. 6. 5 常温溶融塩(イオン液体)の極性
第5章 熱力学と状態図
 5. 1 相平衡に関する熱力学の基礎事項
  5. 1. 1 自由エネルギー曲線と状態図
  5. 1. 2 自由エネルギーの基準
  5. 1. 3 純粋成分の自由エネルギー関数
  5. 1. 4 過剰自由エネルギー
 5. 2 多成分系の相平衡
 5. 3 熱力学データベースについて
 5. 4 表面を含む系の熱力学
 5. 5 熱力学データベースを各自の目的に利用するための方法
 5. 6 溶融塩の熱含量測定
  5. 6. 1 比熱と熱含量
  5. 6. 2 投下型熱量計の原理
  5. 6. 3 投入型熱量計の装置
  5. 6. 4 熱量計の水当量の決定
  5. 6. 5 測定結果の一例
  5. 6. 6 試料のガラス化と融解熱
第6章 溶融塩の熱物性  
 6. 1 熱の移動とそれに関係する熱物性
 6. 2 Fourierの法則と熱伝導率
 6. 3 非定常熱伝導と熱拡散率
 6. 4 熱放射
 6. 5 熱伝達率
 6. 6 測定法
 6. 7 レーザーフラッシュ法
 6. 8 細線加熱法
 6. 9 強制レーリー散乱法
 6. 10 溶融塩の熱伝導率の値
 6. 11 溶融硝酸塩の熱伝導率
 6. 12 溶融アルカリハライドの熱伝導率
 6. 13 溶融炭酸塩の熱伝導率
 6. 14 溶融塩の放射特性
第7章 溶融塩の物理的性質
 7. 1 物理的性質の測定
 7. 2 密度
  7. 2. 1 密度測定
  7. 2. 2 融体のモル体積
  7. 2. 3 酸化物‐フッ化物系融体の密度
 7. 3 表面張力
  7. 3. 1 表面張力測定
  7. 3. 2 溶融酸化物およびフッ化物の表面張力
  7. 3. 3 二元系溶融塩の表面張力
  7. 3. 4 置換塩系溶融塩の表面張力
 7. 4 粘度
  7. 4. 1 粘度の測定法
  7. 4. 2 溶融塩の粘度
  7. 4. 3 混合溶融塩の粘度
 7. 5 電気伝導度
  7. 5. 1 電気伝導度の測定
  7. 5. 2 溶融塩の電気伝導度
  7. 5. 3 フッ化物−酸化物2元溶融塩の電気伝導度
第8章 溶融塩の化学的性質  
 8. 1 主な支配因子  8. 2 溶融塩の化学的性質
  8. 2. 1 溶融塩化物の化学的性質
  8. 2. 2 溶融フッ化物の化学的性質
  8. 2. 3 溶融炭酸塩の化学的性質
  8. 2. 4 溶融酸化物の化学的性質
  8. 2. 5 溶融硝酸塩の化学的性質
  8. 2. 6 溶融硫酸塩の化学的性質
  8. 2. 7 有機溶融塩の化学的性質
  8. 2. 8 2つ以上の陰イオンからなる溶融塩
  8. 2. 9 その他の溶融塩の化学的性質
 8. 3 溶融塩への溶解
  8. 3. 1 金属塩の溶解
  8. 3. 2 アニオンの溶解
  8. 3. 3 金属酸化物の溶解
  8. 3. 4 気体の溶解
  8. 3. 5 溶融塩中に含まれる水分
 8. 4 溶融塩と金属の間の反応
  8. 4. 1 溶融塩への金属の溶解
  8. 4. 2 溶融塩−液体金属間の元素抽出
 8. 5 遷移金属ハライド
  8. 5. 1 加水分解
  8. 5. 2 蒸気圧
第9章 溶融塩の電気化学  

 9. 1 溶融塩の精製
 9. 2 測定用セル
  9. 2. 1 容器材料
  9. 2. 2 セルの構造
 9. 3 作用極
 9. 4 参照極
 9. 5 対極
 9. 6 電気化学測定法
  9. 6. 1 導電率
  9. 6. 2 起電力
  9. 6. 3 電気量
  9. 6. 4 電気分解
  9. 6. 5 反応解析

第10章 溶融塩と材料の共存性  
 10. 1 溶融塩腐食の平衡論
  10. 1. 1 酸−塩基平衡と浴の塩基度
  10. 1. 2 電極電位の基準
  10. 1. 3 電位-pO2-線図の作成
  10. 1. 4 溶融塩浴中のイオンの化学ポテンシャル
  10. 1. 5 電位-pO2-線図の例
  10. 1. 6 無限希釈基準の電位-pO2-線図
  10. 1. 7 電位-pO2-線図の読み方
  10. 1. 8 オキシアニオン浴の電位-pO2-線図
  10. 1. 9 酸化物の溶解
 10. 2 溶融塩腐食の速度論
  10. 2. 1 電気化学的腐食
  10. 2. 2 腐食反応と機構
 10. 3 溶融塩中での合金の耐食性と防食法
第11章 溶融塩のデータベース  
 11. 1 熱力学的性質データベース(構造、種類、特色、利用の仕方)
  11. 1. 1 NIST-JANAF Thermochemical Table Fourth Edition (1998)
  11. 1. 2 他の熱力学データベース
  11. 1. 3 化学計算ソフト
 11. 2 溶融塩の物理化学的性質
  11. 2. 1 はじめに
  11. 2. 2 測定方法および測定値の確かさと精度
  11. 2. 3 物理化学的性質に関するデータベースとそのアクセス法
  11. 2. 4 溶融塩の基礎物性データ
第12章 溶融塩科学の将来  
 
おわりに  
 
索引  
 
購入数