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プラントエンジニアリングの技術者、化学機械・装置メーカーの研究者・技術者待望の専門書
液相流動床基礎と応用
液相流動床について系統的に整理、まとめた初の成書
本書の特色
  1. 流動化現象から熱伝達まで液相流動床の基礎を系統的にまとめた最初の本といえます。
  2. 研究の歴史的背景も含め現象をわかり易く説明しています。
  3. 実務での利用を考えて主要パラメーターの計算法を簡潔にまとめました。
  4. 開発途上やアイディア段階までを含めて広く応用例を掲載いたしました。
執筆者 橋詰 健一(金広島工業大学 教授)
体裁/価格 体裁:B5判 180ページ 上製本
定価:本体28,000円+税
発行日:2000年6月10日
コードNo. 901
発刊にあたり
粒子を液体で流動化させる液相流動床は粒子が連続的に伝熱面に衝突することから温度境界層が破壊されて高い熱伝達率が得られる。また、この現象によって汚れ成分を多量に含む流体と熱交換させても伝熱面には汚れがつきにくい。このような液相流動床の特徴を利用した熱交換器が近年になって実用化され、化学・食品工業や地熱水利用などの分野でそのすばらしい伝熱性能と耐汚れ性が実証されている。しかしながら液相流動床についてその概要を知りたい、あるいは研究開発に着手しよう、としても液相流動床についてまとめた本は見あたらない。そのため種々の専門誌に散在している文献を個別に収集・調査せざるを得ない不便な状況にある。本書はこうした不便を解消すべく、1940年代まで遡る液相流動床の基礎現象についての研究を系統的にまとめ、応用の現状について展望した。本書を液相流動床の全容把握に役立てていただきたい。そして、新たな現象研究や応用開発への発展につながることを期待している。
目次
基礎編
【第1章】流動化の様相
1.1 流動化の状態
1.2 均質流動化と集団流動化
【第2章】圧力損失
2.1 圧力損失の構成
2.2 床の圧力損失
【第3章】流動開始流速
3.1 流動開始流速の決定
3.2 流動開始流速の整理式
3.3 流動開始流速整理式の比較
【第4章】終端流速
4.1 粒子に作用する力
4.2 球の抗力係数
4.3 単一粒子の終端流速
4.4 流路壁の影響
4.5 みかけの終端流速
4.6 実状態での終端流速
【第5章】ボイド率
5.1 ボイド率の特性
5.2 固定床と静止床のボイド率
5.3 Richardson-Zaki モデル
 1) 指数の整理式
 2) 指数の解析的導出
 3) 流路壁の影響
 4) モデルの改良
5.4 力の釣り合いモデル
5.5 流速補正モデル
5.6 流速比による整理式
5.7 床膨脹高さの整理式
5.8 狭い空間でのボイド率
 1) 水平管群内
 2) 伝熱管内
5.9 ボイド率整理式の比較
【第6章】混合粒子の特性
6.1 混合粒子の流動化の状態
6.2 分離と混合の条件
6.3 流動開始流速
6.4 床膨脹高さ
6.5 床の逆転現象
【第7章】種々の条件下での流動化現象
7.1 高圧下における流動化現象
7.2 傾斜流動管内における流動化現象
7.3 テーパ状流動管内における流動化現象
【第8章】熱伝達
8.1 熱伝達の特性
8.2 管内単相流モデル
8.3 粒子レイノルズ数による整理
8.4 非定常熱伝導モデル
8.5 伝熱促進モデル
8.6 直列熱抵抗モデル
8.7 その他の整理式
8.8 熱伝達率の最大値
8.9 狭い空間での熱伝達
 1) 水平管群内
 2) 伝熱管内
8.10 熱伝達率整理式の比較
【第9章】推奨する計算法
9.1 床の圧力損失
9.2 流動開始流速
9.3 終端流速
9.4 ボイド率
9.5 熱伝達率
応用編
【第10章】液相流動床の耐汚れ性
10.1 伝熱面の汚れとその防止・除去
  1) 汚れ係数
  2) 牛乳分離液水溶流の実験
  3) バイエル使用済の実験
10.2  液相流動床による耐汚れ性の実験
【第11章】液相流動床を応用した熱交換器
11.1 液相流動床の熱交換器への応用
11.2 熱交換器の基本構造と特徴
【第12章】応用分野
12.1 海水淡水化プラント
12.2 地熱水利用
12.3 化学・食品工業
12.4 生下水からの採熱
12.5 低温河川水からの採熱
12.6 蓄熱蓄冷装置
12.7 逆流動床
【第13章】伝熱管と粒子の摩耗
参考文献
索引
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