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プラスチック諸材料の長期耐久特性

代表的メーカーの諸材料を徹底的に調査分析
本書の特色
  1. プラスチック設計者のための諸知識から成形時の問題点、成形品の評価、成形品の劣化と寿命、材料の選定まで、即現場で活用、応用できるように編集されています。
  2. 耐薬品性における熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂。
  3. 成形品の劣化と寿命における熱劣化(強度、電気特性)・熱水劣化・温水劣化。
  4. 耐候性と推定寿命における熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂・軟質樹脂。
  5. 生分解性プラスチックの種類と特徴、放射線劣化、化学劣化。
監 修 早川 淨
K&Mアルスラボラトリウム所長
(前通産省工技院名古屋工業技術試験所)
体 裁 B5判 470ページ
定 価 本体48,300円(本体価格:46,000円)
発刊日 2004年9月27日
発 行 アイピーシー 出版部
発刊に際して

 コンピューターが小形、高速、高容量になろうが、いかに新規な、飛躍的な電気・機械物質文明が開けようが、所詮それらは部品の集合体であり、部品は材料の複合体である。従ってその機器の性能、寿命、信頼性はすべて材料によって決定されるわけであり、材料の応用技術、信頼性の確認なくして何も作ることはできないということである。

 電子時代、新素材と新しい言葉が次々と作られる昨今であるが、その新素材も応用技術があって初めて材料として認められるわけで、化学や材料の知識や理論をいかに述べても、これから新しい物を設計しようとする機械屋さんや電気屋さんに、どれほど役立つだろうか。材料の話は、特性をとおして横断的に説明しなくては役に立たない。我々は材料を買い、使うのではなくて、特性、特に経時的信頼性を買い使うのだからである。

 これらはいずれもプラスチックのユーザーにすると分かりにくく、あまり必要な部分ではなかった。むしろ我々ユーザーは素材の性質や、他との比較と何に使えるかが知りたいわけで、本書は反応式よりは特性比較と実験データ、材料の選定法や事故対策など、ユーザーサイドの立場からプラスチック使用の実務についての必要な知識を分かりやすく説明して行きたい。

目次
第1章 プラスチックの種類  
第2章 プラスチック材料の性質
第3章 プラスチック選定の基礎と要点
第4章 成形時の問題点
4-1 成形条件が成形品の物性に及ぼす影響
 4-1-1 スチレン系樹脂の成形条件
 4-1-2 ポリエチレンの成形条件
 4-1-3 ポリプロピレンの成形条件
 4-1-4 ナイロン6の成形条件
 4-1-5 ナイロン66の成形条件
 4-1-6 アクリル樹脂の成形条件
 4-1-7 アセチルセルローズ(酢酸繊維素)樹脂の成形条件
 4-1-8 ガラス繊維強化樹脂(FRTP)の成形条件
 4-1-9 ポリアセタールの成形条件
 4-1-10 ポリカーボネートの成形条件
 4-1-11 変成ポリフェニレンエーテル(PPE;PPE-M)の成形条件
 4-1-12 ポリエチレンテレフタレート(PET)の成形条件
 4-1-13 ポリプチレンテレフタレート(PBT)の成形条件
 4-1-14 ナイロン610(PA 610)の成形条件
 4-1-15 ナイロン611(PA 611)の成形条件
 4-1-16 ナイロン612(PA 612)の成形条件
 4-1-17 芳香族ナイロン(MXD6)の成形条件
 4-1-18 ポリアリレート(PAR)の成形条件
 4-1-19 ポリフェニレンサルファイド(PPS)の成形条件
 4-1-20 液晶ポリマー(LCP)の成形条件
 4-1-21 ポリアミドイミド(PAI)の成形条件
 4-1-22 ポリエーテルイミド(PEI)の成形条件
 4-1-23 ポリエーテルサルフォン(PES)の成形条件
 4-1-24 ポリサルフォン(PSF)の成形条件
 4-1-25 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の成形条件
 4-1-26 ポリチオエーテルサルファイド(PTES)の成形条件
4-2 成形材料の含有湿度が成形品物性に及ぼす影響
第5章 プラスチック成形品の評価法
5-1 機械的特性(特に衝撃特性について)
 5-1-1 落下試験法
 5-1-2 落球衝撃試験法
 5-1-3 シャルピー衝撃試験法
 5-1-4 アイゾット衝撃試験法
 5-1-5 ダインスタット衝撃試験法
5-2 熱的物性(特に耐熱性について)
 5-2-1 耐熱性評価法
  1)耐熱保形性
  2)脆化温度試験法
  3)柔軟温度(クラッシュ・ベルグ)試験
  4)片持梁法
  5)ビカット針入温度
  6)荷重たわみ温度
5-3 代表的なプラスチックの耐薬品性
 5-3-1 熱可塑性樹脂
 5-3-2 熱硬化性樹脂
 5-3-3 軟質樹脂
第6章 プラスチック成形品の劣化と寿命
6-1 熱劣化(強度)
6-2 熱劣化(電気特性)
6-3 熱水劣化、温水劣化
6-4 耐候性と推定寿命
 6-4-1 はじめに
 6-4-2 耐候性の必要性と紫外線劣化の概要
  1)耐候性の必要性
  2)紫外線劣化の概要
 6-4-3 天候劣化
 6-4-4 耐候性の評価法とその問題点
 6-4-5 プラスチック別耐候性(推定寿命)
  1)熱可塑性樹脂
  2)熱硬化性樹脂
  3)軟質樹脂
6-5 生分解
 6-5-1 生分解性プラスチックの分解サイクル
 6-5-2 生分解性プラスチックの定義
 6-5-3 生分解性プラスチックの種類と特徴
6-6 放射線劣化
 6-6-1 物理的過程
 6-6-2 物理化学的過程、化学的過程
 6-6-3 照射条件の影響
 6-6-4 有機絶縁材料の耐放射線性
6-7 化学劣化
 6-7-1 耐薬品性の概念
 6-7-2 プラスチックの耐薬品性の傾向
  1)プラスチックの耐ガス性、耐薬液性、充てん剤の影響
  2)プラスチックの耐環境応力亀裂性
  3)プラスチックの溶剤
  4)各種プラスチックの酎薬品性一覧


◎代表的なプラスチックとメーカー及び商品名
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